伸びるツイート事例①
こちらはデータ提供にご協力いただいたうーごさんの引用リツイートです。
引用元のツイートはフォロワーさんが十分に知っているご自身のツイートです。
伸びない理由を使って1つずつ当てはめていくとこうなります。
- 評価の分散→しない。引用元は自分のツイートなのでおそらくすでに評価済み。
- 情報量→見なくてもわかる文面。さらに前日のツイート内容なので元々分かる人も多い。
- 引用元への興味→元のツイートは自分のだから興味を持つフォロワーには問題なし。
- 見づらさ→改行が少ない。引用リツイート自体の内容が読みやすい。
- ツイートサイズ→引用元も全文を開かないでも見て把握できるコンパクトなデザイン。
さらに、ツイートテクニックとして共感を呼ぶ「祝い事」であるところや「オモシロ要素」がある点も見逃せません。
引用するツイートがバズってるような有名なツイートだと見る人の多くが事前にわかっているので伸びやすいのです。
伸びるツイート事例②
今度は引用元がうーごさん自身ではない事例です。
同じように伸びない理由を使って解説します。
- 評価の分散→しにくい。引用元の人は親しくフォロワーがかなり被る仲間内でいいね済みが多い。
- 情報量→元のツイートの情報量が少なめ。同日のツイート内容なので分かる人も多い。
- 引用元への興味→元のツイートをほぼ知っている人が見るため問題なし。
- 見づらさ→比較的まとまっている。引用元のツイート内容が読みやすい。
- ツイートサイズ→引用元も全文を開かないでも見て把握できるコンパクトなデザイン。
ツイートテクニックとしては「学び」と純粋な「共感」「納得」の要素が引用元と相まってダブルで含まれています。
ここでのポイントも事例1と同じくバズってるような見る人みんなが知っている引用元だというところがあります。
伸びるツイート事例③
こちらは同じくご協力いただいたりっぺさんの引用リツイートです。
りっぺさん自身の引用リツイートですが面白い事例なので紹介させてください。
- 評価の分散→しない。引用元は自分のツイートなのでおそらくすでに評価済み。
- 情報量→この場合は文面無視して写真で評価されることが多いので問題なし。
- 引用元への興味→元のツイートは自分のもの。興味を持つフォロワーには問題なし。
- 見づらさ→写真さえ見れれば問題なし!この場合は写真が最重要。
- ツイートサイズ→逆に大きいほうがいい特例。みんなが見たいのはきれいな写真なので◎。
ツイートテクニックとしては「惹かれる画像」と「興味のある近況報告」の2つが含まれています。
スマホでもPCでもこの1ツイートでタイムラインを埋め尽くし、しかも乗り切らないという珍しいツイートでした。
伸びるツイート事例④
自分の過去ツイートについたリプだと受け入れられやすいことがあります。
どちらもリプでのやり取りを引用したものです。
引用元のツイートの「いいね」はこの場合上がりづらく、引用リツイートだけに集約されやすくなります。
これは人とのリプライの会話には、バズる内容でない限りいいねし辛いという意識があるためです。
そして、どちらも【引用リツイートの内容が評価されている】といった結果になっています。
情報量や見づらさ、ツイートサイズも結局コンテンツの質が評価されれば関係ないという類のツイートでした。
伸びるツイート事例⑤
は?引用リツイートじゃないじゃん?
そう思ったあなた、ちょっとお待ち下さい。
もしかしたらご存知ないかも知れませんが、Twitterでは画像や動画だけ引用できるんです。
参考URL:知ってる?Twitterで動画だけ引用ツイートする方法
これを伸びない理由に当てはめて解説すると…
- 評価の分散→しない。ツイートが1つしか無いように見える。
- 情報量→文字が少なく動画が主体なので問題なし。
- 引用元への興味→動画だけなので問題なし。
- 見づらさ→1つのツイートだけに見えるので問題なし。
- ツイートサイズ→通常ツイートと同じに見えるので問題なし。
このツイートのテクニックとしてはトレンドバズ手法を用いています。
特例とはいえ、間違いなく引用リツイートの1つです。
評価されづらい歴史的背景
引用リツイートには評価されにくくなった背景があります。
そもそも引用リツイートの正式名称は【引用ツイート】といいます。
リツイートアイコンを使うと、既存ツイートを引用する形でリツイートや引用ツイートを行うことができます。あなたの引用ツイートに第三者が返信しても、その会話に元のツイートの作成者は追加されません。元のツイートの作成者を会話に含める場合は、そのアカウントのユーザー名を@ツイートしてください。
Twitter公式ヘルプセンター リツイートする方法
この引用ツイートの機能は2015年4月7日に公式からリリースされました。
それ以前の引用ツイートは【非公式リツイート】と呼ばれていました。
非公式RTと引用リツイート
【非公式RTとは】
相手のツイートの文章をそのままコピーし、@から始まるIDで誰がつぶやいたのかを明確にしてコメントする方法。公式機能として実装される前に引用RTの前身としてユーザー間で広まったスタイル。
非公式RTにはいくつかの大きな問題がありました。
- 引用元の人がツイートを消せない
- 140文字の制限の中では文字が多く見辛い
- 鍵アカウントの人の内容まで引用できてしまう
このような弱点があり、嫌悪感を示す人が一定数いた事実があります。
※当時、@マークをつけて呟くだけでは通知も相手に届きませんでした。
そこで誕生したのが公式から出た引用ツイートです。
つまり引用ツイートとは、この非公式リツイートの後継にあたるのです。
※単にリツイート機能から引用するので引用リツイートと呼ぶようになったとも考えられます。
同時に、非公式RTでも今の引用RTと同じように誹謗中傷が一定数あったので負のイメージも引き継ぎました。
ただ「他人のことを言う」という転載の形式が受け入れられない人がいるのが引用RTにある負の側面です。
これも引用リツイートが伸びない大きな理由の1つとなっています。
引用ツイートの正しい使い方
さて、ここまで散々伸びにくいと言いましたが実は引用RTはツイート評価を伸ばすのにオススメの手法です。
そもそも、引用RTは基本的にその引用RT自体を伸ばすための手法ではありません。
引用元を応援するツイート方法の1つであって、リプライとRTが合体したようなものです。
なので運用方法としては引用元を伸ばしたり、知らせる、もしくは相手を思う気持ちで使うものです。
他の自分のツイートが評価されるために使える手段にもなりえます!
ただし、乱用は避けましょう。
データにあったインフルエンサーのように5回に1回(約20%)以下に留めるようにしましょう。
引用リツイートというだけでデザイン的に不快であることも多く、多用はウザがられても仕方ありません。
相手に貢献する
引用RTは特別なリプライのように使えます。
Twitterで自分のツイートの評価を上げるには、人に認めてもらうことが大切です。
引用RTで1つのアカウントを喜ばせ、自分を好きになってもらうこともできます。
相手がもっと広まってほしいと思うツイートを引用RTして喜ばせることは大事です。
それが結果的に自分のツイートのいいねやリプライ、RTをしてくれる結果に繋げられるからです。
情けは人のためならず。
過去のツイートを宣伝
特定の過去のツイートを見てもらうのにも有効な手段の1つです。
引用RTのインプレッション数はそのまま引用元のツイートに数字を与えます。
昔、あんまり見られなかったツイートは付加価値をつけて引用RTすることで見てもらうことができます。
ただし、ツイートは相手が求めるものを呟くのが鉄則であることを忘れないように。
時期やタイミング、環境が悪かったツイートの評価を引き継ぎ、呟き直す使い方は適切です。
貴重なツイートの報告
Twitterでは価値のあるツイートが埋もれることは日常茶飯事です。
そこで「こんなツイートがあったよ!」と有益なツイートをお知らせするために引用RTは使えます。
炎上ネタであったらそれでバズってしまうこともありますが、誹謗中傷はおすすめできません。
みんなが知らなくて、かつ知りたかった素晴らしいツイートを見つけたら・・・ぜひ活用してみましょう!
ただのRTよりも「誰が見つけたのか」がわかりやすく、自分の評価が上がりRTやフォローされることもあります。
まとめ
引用RTは通常のツイートより注意点が多く、反応を貰うのが難しいことが明らかになりました。
その原因は以下のような理由でした。
- ツイートが2つになりいいねが分散する
- 2倍の情報量になることで情報過多になる
- 見る人が引用元に興味持たない可能性がある
- ツイートの中にツイートがあるので違和感がある
- 最下部のいいね等の反応ボタンまでの距離が遠い
そして、引用RTを見てもらうのに有効な手段は次のようなものでした。
- 改行を少なくしてコンパクトにする
- 引用元にいいねしているだろうツイートを選ぶ
- 引用RT自体のツイート内容を評価されるものにする
昔からTwitterをしている人には非公式RTのようなイメージがあり、いいねが押しづらいと思う人もいます。
引用RT自体が誰かのことを言っているというだけで評価されない側面を持っています。
引用RTはフォロワーが減りかねないので、あまり多様しないようにしましょう。
なんにも悪いことをしてなくてもデザイン的に潜在意識では不快となりやすく、フォロワーを増やしにくいです。
引用RT自体が評価されるツイートとしてはまったく向いていません。
なので引用元を応援したり、知らせる、もしくは過去ツイートを宣伝するものだと割り切りましょう。
最後に
豆知識ですが、バズり始めたツイートに関しては引用RTよりもリプライのほうがインプレッションなどは稼げます。
また、ツイートを評価されようとするならば、引用RTはツイート内容にも工夫が必要です。
ただ単に「面白い!」や「共感します!」といった短いコメントでは、反応は貰えません。
コメントには、自分自身の見解や考えを深めるような内容を盛り込むことが大切です。
バズツイ研究所で「評価されるツイート」を一緒に学びましょう。
引用RTも奥が深く、様々な楽しみ方がありますが・・・
いいねやインプレッションを稼ぐために使うのは普通のツイートに飽きた上級者だけにしておきましょう!