シャドウバンになる原因
結論から言うと、シャドウバンになる基準はX社しかわかりません。
理不尽なシャドウバンはいくらでもあります。
この筆者を含めたXユーザーの膨大なデータから大体の推測はできます。
《筆者のシャドウバン歴》
2013年にアカウント凍結、その後も2020年に数回、2022年に数回、2023年に数回と覚えてるだけで何度も。
筆者が経験したシャドウバンは【ポストしすぎ】【リポストしすぎ】【いいねしすぎ】【フォローしすぎ】【フォロー解除しすぎ】【URLをポストに載せた】などが原因と考えられる。
ツイ廃(Xにハマり過ぎた廃人)にとっては地獄でした。
その後、長きに渡る活動の中でシャドウバンになりやすい行動をアルゴリズムからも学んできました。
その知識とX社の公式情報を兼ね合わせて、何をしたらいけないのかを調べてみました。
シャドウバンを受けたら、まずは甘んじて受け入れてください。
Xでしてはいけない行動
API制限というものがXには存在しています。
これは【何回も同じ行動したらXに負荷】がかかるからダメだよ、というのものです。
これらはXでの模範行動の基準になります。
API制限では具体的な制限数値が公開されています。
特に明記がない限り、15分間で実行できるリクエスト件数(ユーザーあたり)
引用元:X開発者プラットフォーム レート制限
- 最新の検索:180件
- いいね:50回
- リツイート:50回
- ユーザーの検索:75件
- ブロック:50回
- ミュート:50回
この基準を超えると、制限がかかります。
24時間以内では、いいねが1000回までフォローは400件までフォロー解除は500件までなど制限が設けられています。
このようにポスト(ツイート)回数などすべてにおいて行動の回数が決められているのです。
【API制限の一例】
15分間にいいねを100ポスト分くらいに押すとAPI制限に引っかかります。
実際にAPIの《いいね制限》にかかると、いいねを押しても【ハートが赤からすぐに透明に戻ってしまう】現象が起きます。
このAPI制限も告知なく制限されますが、15分後に解除されます。
このAPI制限を何度も引き起こすと、スパム判定されてシャドウバンになります。
逆に言うと、このAPI制限に到達しないように遵守していればシャドウバンにはなりづらくなります。
筆者はこれで頻繁にシャドウバンになりました。
スパム的な操作
スパムという概念がXにはあります。
これは、人に「大量に迷惑なものを繰り返す」という迷惑行動のことです。
Xのポリシーの中には【10個を超えるアカウント作成の禁止】や【トレンドコンテンツを複数アカウントで上げる行為】、【リポストのためのリポストなど、エンゲージメントを水増しするための交換行為】などがあります。
Xのスパムに関するポリシーにはかなり詳しく制限される行動が記載されています。
挙げるとキリがないのですが、気を付けることは決まっています。
【気を付けるべき行動】
- 同じポスト内容の投稿と削除を繰り返すこと
- ほぼ同一のポストやDMを繰り返し送信すること(例:おはようなども含まれる)
- 説明のないリンク(URL)のみをポストしすぎること
- フォロワー数を増やす目的で、多数のアカウントをフォローした後でフォロー解除すること
- 注目を集めるためにハッシュタグを利用すること
- 3つ以上のハッシュタグを利用すること
- 複数のアカウントで同じ行動をすること
このポリシーの中には、シャドウバン(ツイートの表示の制限)についても触れられています。
逆に、このポリシーにはありませんが外部URLを貼り付けただけでシャドウバンになったことが筆者はあります。
シャドウバンは間違いなく【行動頻度】か【行動内容】のどちらかが原因になります。
【行動頻度】の場合はしばらく放置を、【行動内容】の場合はポストなどのアウト判定を受けたコンテンツの削除など原因を取り除くことをすれば間違いありません。
せめて、どれがアウトなのか教えてほしいですが。
画像や動画の投稿
誰もが普通に投稿する画像や動画の添付も、かなりシャドウバンの対象になります。
これは一見、なんでもないような画像や動画がXの謎判定によってルール違反とされるからです。
基本的には刺激の強いコンテンツはダメと覚えれば大丈夫です。
実は生き物でなければOK!
【Xでのルール違反(センシティブ)】
- グロテスク
- 暴力的
- 児童の性的な搾取
- 児童の虐待
- 成人向け(裸体)
- 性的なコンテンツ
- 体液
- 目に見える外傷
- ケガをした動物
これらに当てはまってないのにシャドウバンにされた!というのもよくあります。
このようにAIが完璧でなかったり、誰かに報告されたりといったことも原因となっています。
絵師さんは特定の事情で通報されてシャドウバンになった事例もあります。
万が一、誰かの通報でシャドウバンになった可能性があったら、放置だけでなく信頼性を回復させる手段(いいねやリプライ、リポストなど反応を貰う)も有効となります。
公式情報の【Xのルール】、そして【センシティブなメディアとは何か】を参考に忠実な投稿を心がけることが第一です。
シャドウバンでの制限
現在ではシャドウバンの公式ページが存在しています。
投稿の公開範囲を制限する:必要に応じて、X で投稿を見つけにくくすることで、ポリシーに違反する投稿の範囲を制限し、他のユーザーにマイナスのエクスペリエンスを与えます。これには次のものが含まれます。
引用&翻訳元(Google翻訳):Our range of enforcement options
- 検索結果、トレンド、おすすめの通知から投稿を除外する
- 「For you」および「Following」タイムラインから投稿を削除する
- 投稿の発見可能性を投稿者のプロフィールに制限する
- 返信での投稿のランクを下げる
- 「いいね!」、返信、再投稿、投稿の引用、ブックマーク、共有、プロフィールへのピン留め、または投稿の編集を制限する
このように、シャドウバンになるとできることに制限がかかります。
その他、ここでは【アカウントを読み取り専用モードにする】ことも記されています。
繰り返しシャドウバンになるとアカウントロックや永久凍結処理が進められるとも記述があります。
凍結は焦りました。
シャドウバンの歴史
Twitter時代(2020年代)にはシャドウバンは公式見解で否定されてきました。
確かにこの内容は嘘をついてはいません。
ここでは『自分からはみんなが見えるということしか言及していない』からです。
実際には、検索やリプライで当時から存在していたので、これはズルい言い回しでした。
ですが2023年にはイーロン・マスクはシャドウバンを認め、仕組みについて述べています。
このビフォーアフターでシャドウバンがかなり変化しています。
新たな内容も追加され、従来の簡易ツールで把握できなくなった理由もこれにあたります。
追加されたシャドウバン
Xでは2023年7月以降、新たなシャドウバンが増えました。
今までとの違いは、気がつけない部分での非表示が増えたことです。
【追加されたシャドウバン】
- 通知非表示
- おすすめTL非表示
- フォロー中TL非表示
- トピックの非表示
- トレンドの非表示
- 会話中のリプライの非表示
- ポストの制限
これらはアルゴリズムという、Xの仕組みを公開したデータから判明しました。
従来より細分化されているので、ツールでの判定が困難になりました。
アルゴリズムから読み解く
シャドウバンの種類はXの公開されたソースコードで確認できます。
確かに、ヘルプページにあった通りの記載がありました。
こちらでは更に細かく把握できたので、その仕様を解説していきます。
通知非表示
いいね、RT、リプライ、フォローなどすべての通知が相手へいかなくなります。
そのため、リプライを通じてのやり取りは困難になってしまいます。
相手へ知らせる術がまったく無くなるので、DMや他のSNSなどを使わざるを得ません。
TL(タイムライン)非表示
おすすめTLと、フォロー中TLの2つで自分のポストが非表示になります。
※リストは大丈夫のようです。
DMや他の場所では活発に活動しているのに姿が見えない、といった時はリスト機能を使いましょう。
検索の非表示
検索画面で自分に関することが全く表示されなくなります。
別アカウントからのID検索で調べることが出来ます。
自分で自分を検索すると表示されるので勘違いしやすいところが曲者です。
トピックの非表示
自分のポストが特定のジャンルに関連したポストとして推薦されなくなります。
ポスト詳細画面下部や、検索画面のトピック項目で表示されなくなります。
トレンドの非表示
「話題を検索」から排除されます。
仮にトレンドワードを使っていても発見されることがありません。
トレンドワードの検索で非表示になるためバズる可能性が途絶えます。
こちらは単語サーチとは別で管理されているようです。
会話中のリプライの非表示
リプライが鍵アカウントでもないのに完全に非表示になり第三者から見えなくなります。
従来では、ポスト詳細画面からはシャドウバン状態であってもリプライを確認できていました。
自分からはポストについたリプライを確認できます。
攻撃的だったりセンシティブと判定されたリプライは軽度の「さらに返信を表示する」で隠される場合もあります。
アルゴリズムに記述がない制限:ポストの非表示
こちらはアルゴリズムには記述がありませんでしたが、公式ヘルプページにて明記されています。
「リポスト、引用、URL記述、ブックマーク、プロフィールへのピン留め、または投稿の編集」を制限するといったものです。
これまでプロフページで見れたポストも見れなくなるピン留めも新たなシャドウバンとなります。
- なぜアルゴリズムにポスト制限の表記がないの?
-
アルゴリズムは2023年5月のもので、公式ページは2023年10月のものでアップデートされているから。
このようにシャドウバンは2023年春と2023年秋でも変化しているのが把握できます。
2024年3月現在、アルゴリズムは2023年5月31日までのものが閲覧でき、公式ヘルプページは2023年10月17日に公開されたものとなっています。
画像等の非表示もポスト制限の類だね。
筆者体験談
なんですぐシャドウバンにするんだよ!!!
いいねをたくさんしていたり、フォロー祭りに参加するとすぐに制限。
今思えばアカウントを作成して1年未満が一番規制されていました・・・!
何度バズを阻害されたか・・・。
具体的な経緯
2010年からのTwitter生活で、いくつか意図的に経験しています。
- リプを消して同じようなリプを再送する
- いいねを何度もAPI限界までつける
- ハッシュタグを3つ以上つける
- 外部URLをつける
- フォローを1日50人以上する
- フォロー解除をたくさんする
- 短時間でリストにたくさんの人を入れる
- DMをたくさんの人に送る
- リプをたくさんの人に送る
- アカウント作成して1年未満
- 禁止用語(センシティブ)を使う
- ポストしないでリポストばかりする
画像・動画のセンシティブ系とリポスト過多なのは経験していません。
まだブックマーク制限などにもかかったことはないです。
アカウント年齢が5年以上経ってからは、だいぶ早く解除されるようになりました。
大体期間は数分、数時間単位から2週間に及ぶものまでありました。
自分がシャドウバンと分かってからは大人しく、利用頻度を抑えたりしていました。
このことから、2週間以上シャドウバンになっている方は、何らかの行動をしすぎか、過去に原因となるポストをしている、アカウントが若いなどの理由ではないかと考えています。
でも、明らかに自分が原因でないのにシャドウバンされたこともあります。
X社が原因のシャドウバン
X社には理不尽すぎるシステマチックなシャドウバンも定期的にあります。
この予期せぬシャドウバンは、ほぼ全ユーザー対象であることも。
もちろん筆者も巻き込まれました。
覚えているだけで、2022年秋ごろ、2023年夏ごろにシャドウバンが同時大量発生していました。
そして近年は毎年の春前から春になるぐらいの時期で凍結祭りもあります。
凍結祭りはスパムアカウントや休眠アカウントが対象ですが、ついでにシャドウバンも話題になりがちです。
なので、一概に自分が悪いだけとも言えないことも多々あるはずなんです。
XというSNSを使っている限りは、その仕組みに従うしかないので辛いところですけどね。
まとめ
シャドウバンのチェックにはXの検索機能もしくはチェックツール(Shadowban Scanner)を使おう!
そして、解除するには、ポストなどを控えて怪しいポストを削除して待とう!
シャドウバンになりにくくなる為に、アカウントの信頼性を向上させよう!
シャドウバンは数分から2週間程度が一般的です。
その間、さらにシャドウバンの原因となる行動は慎みましょう。
【シャドウバンの原因となる行動例】
- いいね、ポスト、リプライ、リポストなどをしすぎないこと
- 外部URLをつけないこと
- 同じようなポストをしないこと、別アカウントでも同じようなポストしないこと
- ハッシュタグを3つ以上使わないこと
- 生き物の画像や動画の内容に注意すること
シャドウバンにはいろんな種類があります。
気になる方は自分がどんな種類のシャドウバンなのか確認しましょう。
大体は通知の非表示、タイムラインからの非表示、検索からの非表示、リプライの非表示、ポスト自体の非表示といったものになります。
筆者は過去、積極的にシャドウバンを受けており、なお現在はアカウント評価を下げて試しています。
さらに、フォロー数を少なめにすることでシャドウバンを受けることはかなり減るので、今後の対策にぜひ参考になれば幸いです!
アカウント信頼性(ポストのいいねを貰う方法)や、アルゴリズム(アカウントの評価方法)などについてこのブログでは解説しています。